Hi there! Alexです。今日の米国市場は凪だったようです。レンジ内だと最近何かと話題のレバレッジが効いた商品はあまり旨味がないようですし、あまりに値動きが大きいようだと私のような小心者には心臓に悪いので、前回取り上げた米国ハイレバETFで一番人気と言われているTQQQをすこしマイルドにしたETFをピックアップしてみました。
QLD、NASDAQ100株式指数2倍のハイレバレッジETF
QLDの正式名称は、ProShares Ultra QQQ。ProShares社が設定する、NASDAQ100株式指数の2倍の値動きに連動することを目指しているETFです。ちなみにTQQQはUltra Pro QQQ、名称的にはProが入るか入らないかです。
念のため、今回もNASDAQ100株式指数のおさらいをしておきましょう、、
NASDAQ100株式指数は、新興市場といわれれるNASDAQ上場銘柄のうち、金融セクターを除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均による株価指数です。銘柄の入れ替えは12月に行われます。金融セクターが除かれるのと、NASDAQ総合指数となるNasdaqの上場会社数は2900社程度ありますのでそこからの100社のピックアップと、あとは米国だけでなく他国の銘柄も含まれます、例えば、中国銘柄も含まれていることが特徴です。100社とはいえ、時価総額が大きい銘柄がかなりの構成比を占めますのでNASDAQの市場連動に近いものと言っていいのかと思います。
2倍レバレッジの効果
2倍レバレッジですので3倍レバレッジよりは値動きが小さくなるのは当たり前ですが、一応イメージ化しておきましょう。
指数が右肩上がりの絶好調の時:


指数9%に対して2倍が19%、3倍レバレッジは30%もの上昇になります、、これは強烈ですね。
指数が下落局面で、OMGの時:


指数が-8%に対して2倍レバレッジでも-17%、、レバレッジ商品は逆にいくと本当につらいです。
指数がレンジ内で推移し、上下を繰り返す場合:


指数がほぼ元通りなのに対して、2倍/3倍レバレッジはマイナスとなるケースもあります。これが長期になればなるほど、差が大きくなるので、レンジ相場だとあまり良い話は聞きません。
QQQ、TQQQとの比較
QQQ(1倍)、TQQQ(3倍)と比べましょう

経費率は安定の0.95%、致し方無いでしょうか、
過去5年のQQQ(オレンジ)、TQQQ(青)とのパフォーマンス比較です。731%のパフォーマンスとそれだけで凄いのに、TQQQ(1494%)がさらに凄すぎてかすんで見えます、、

過去1年です。指数が右肩上がりの時はパフォーマンスも良好ですが、逆に行った時にはこのグラフが天地逆になるとなると恐ろしやですね、、


なんで2倍は、DQQQではなくQLDなんですか?

なんでですかね、設定がQLDが2006年に対して、TQQQが2010年なので、同じ時に設定されたものではないことは確かです。その時にインパクトがあるETF名が欲しかったのでしょうかね。

レバレッジ商品は、自分が許容できるリスクを超えて投資すると寝れなくなりますから、良く考えて投資しましょう


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