[DKNG]Draftkings(ドラフトキング)、ファンタジースポーツって一時期ハマったことがあります

Hi there! Alexです。今日も銘柄の引き出しを増やしたいと思います。本日のピックアップは、ネットで記事になっていたオンラインファンタジースポーツのプラットフォーマーDraftkingsです。株価などを見てみましょう。

非合法の国で運営しているというネガティブなレポートが出ました

今日はザラ場で12%も下げることがありました。終値は前日比2.11ドル減（-4.17%）でした。これは、2020年4月時にSPAC上場をしたのですが、その時に買収したスポーツベッティングやオンラインカジノのプラットフォーマーのSBTechがギャンブルが合法でない国でプラットフォームを提供していた可能性があるというHindenburg Researchのレポートが出て、それとともに彼らが売りのポジションを取ったことが要因です。

Hindenburg Researchは、商業用EVメーカーのLordstown Motorsの疑義についてレポートを出したことで知られている投資調査会社で、悪材料でもって売りポジションを取ることを得意としているようです。今回は、特にアジアの国での取引に疑義があるらしいのですが、合併時のデューデリジェンスでその辺は弁護士含めて詳細に確認しているかと思うんですけどね、、

Fantasy Sportsは日本でも結構知られているのではないでしょうか

Draftkingsの収益は３つの柱があります。まずは、Daily Fantasy Sports です。これは、米国でMLB（野球）、NBA（バスケとボール）、NFL（アメフト）、PGA（ゴルフ）などのメジャースポーツで、自分で好きなプレーヤーを組み合わせて、自分のドリームチームを作り、そのプレーヤーの実際の活躍度合いによって順位がつき、その順位が良い場合には、自分の掛け金に対して配当が戻ってくる仕組みです。昔、YahooでJリーグのファンタジースポーツ、良くやりました。こっちに来てからNFLのFantasy Sportsも試してみましたが、やはりプレーヤーを十分わかってないとなかなか難しいです、、そこまでやり込めませんでした。知り合いの米国人は結構、皆普通にやっていますよ。

２つ目が、Sports bookです。スポーツの勝ち負けなどを対象としたオンラインギャンブル、オッズを出す側なのですが、大穴が出た場合には親であるDraftkings側がマイナスになることもあるようです。３つ目は、iGamingで、普通に昔からあるポーカーなどのギャンブルをオンラインで提供するプラットフォーマーです。これらの仕組みをSBTechが実際のカジノなどにシステムで納入してもいます。

オンラインカジノも規制が州によって色々とあります

米国は場所によってカジノが合法で、同じ州や町でもこの施設のみカジノ合法など、正しく規制されています。子供とラスベガスに行ってもギャンブルのコーナーで子供が立ち止まっただけでセキュリティの方に注意されます。オンラインもまだまだ州によって合法でないところも多くあるそうで、市場としてはその規制緩和がなされれば拡大のチャンスがあることと、スポーツ好きを超えてもっとユーザー層を広げるためにマーケティング活動に積極的です。ＴＶなど、しょっちゅうDraftkingsのＣＭが流れ、ロゴをいたるところで見ます。かなりお金をかけている模様で、決算発表資料でもマーケティング費用の投入額が高いのが確認出来ます。

株価は、3月から5月中旬にかけ、対前年での収益性の悪化が嫌気され下げていましたが、今まではコロナの自宅での娯楽銘柄でピックされていましたし、実際にも現金給付を使ってゲームに参加していた人ががかなり入っていたということから、直近は、多少ブレーキが踏まれたようです。ただ、そこから将来的な成長を期待に株価はまた回復していていた状況です。今日のニュースが本当なのかどうか、どの程度のインパクトがあるのかが不明瞭ですが、オンラインベッティング市場としては、規制緩和でまだまだ拡大する市場だと思いますし、将来的にもギャンブルの合法な国への海外展開で地域に根差したプラットフォーマーになれれば、この先も成長可能ではないでしょうか。

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