Hi there! Alexです。Vanguardの素材セクターETF、[VAW]の対抗馬として、今日は、iシェアーズのETFを取り上げてみます。
IYM、米国市場の素材セクターに連動するETF
IYMの正式名称は、iShares U.S. Basic Materials ETF。日本語では、iシェアーズ・米国素材ETFです。ベンチマークのINDEXとして、Dow Jones 米国ベーシック素材インデックスに連動することを目指すETFとなります。
BlackRock社は、ETFの分野で世界一の規模を誇る投資資産運用会社で、低コストのiSharesシリーズが有名です。直近の運用資産が9.5兆ドルまで大きく増加し、四半期の資金は流入は81Bドルと市場を反映して引き続き強い数字のようです。
iSharesシリーズは、世界のETF市場で33%のシェアをもつ最大のシリーズで、株式、債券、リート、コモディティ、と多岐にわたり、世界の市場から、900本以上のシリーズがあります。もともとはMorgan Stanleyが設定したETFシリーズでしたが、2009年、リーマンショックの時ですね、BlackRockが買い取っています。それ以降、着実に運用資産が増え、特に近年の成長ペースが加速しているそうです。
Dow Jones 米国ベーシック素材インデックスですが、Dow Jones の米国インデックス(市場の95%カバー)の構成銘柄から、素材セクターに属する銘柄を、時価総額でもってピックアップしたインデックスとなります。
iShares U.S. Basic Materials ETF

IYMの組み入れ上位銘柄です。Linde(産業用ガス)、Air Products & Chemicals(産業用ガス)、Ecolab(衛生関連)、Freeport McMoRan(採掘)、Newmont(産金)。 VAWとは微妙に構成が変わりますね。
過去の配当率です。

VOO、VAWとも比較してみました。

過去5年のパフォーマンスも見てみましょう。オレンジがVOO、緑がVAWです。VOO(S&P500)にはハイテクの分勝てませんね、、

直近1年ではどうでしょう?VAWがインデックスを上回っているのがわかります。

同じ素材セクターなのですが構成銘柄でここまで差がつくのですね、ETFとは言え連動するインデックスがどのようなロジックで構成されているかしっかりと確認する作業は必要ですね。

どちらをお勧めしますか?

IYMは経費率が高いのですね、、

組み入れ銘柄が少ないので、特定の銘柄にパフォーマンスが依存するでインデックスとしてはリスクが高いかもしれませんね、、


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