インデックスETFと高配当株ETF、あなたならどちらを選びますか?

投資の話
Image by Jill Wellington from Pixabay

Hi there! Alexです。米国株投資は、私のように米国に在住していても知らない会社だらけですので、なかなか個別銘柄に投資するには、時間と知識が必要になると思います。そんな時に重宝するのが、プロが銘柄をパッケージ商品にしてくれるETF。そんなETFで、特に良く目にするのがインデックス指数連動のETF、あるいは、高配当株銘柄を束ねた高配当株ETF。あなたならどちらを選びますか?

すっごく単純なモデルで計算してみると

と言ったものの、その辺をしっかりと解説してくれているブログやYouTubeは沢山ありますので、私が解説することは少ないかと思いますが、ちょっとだけ考えてみました。

結論としては、種銭(投資に回せるお金)が、多くて2000万円問題をクリアーしているのであれば、私であれば両方に投資しますね(回答になっていない、、、)。もし、種銭がそこまでないのであれば、投資出来る期間によるかなというのが今日時点での結論です。長ければインデックス、短ければ高配当株をお勧めします

世の中には、インデックスETFと高配当株ETFで組み入れ銘柄が全く一緒のETFは存在しませんので、最終的には、それぞれの個別銘柄のパフォーマンス次第になりますが、仮に、全く利益も配当も同条件のETFがあり、10年運用するとした場合の超単純モデルケースにおける試算です。

前提として、純資産=株価、ROEは10年間変わらずに毎年10%、A ETFは利益を毎年全額配当、B社は無配当なものの利益を事業に再投資、法人税等、細かい事は全て抜き。B ETFは事業に再投資することでROEは一定のものの純資産が増加することで株価がその分上がるとしています。

A ETFを株価100で1株買った投資家Aさんは配当をまたA ETFに全額再投資、10年後に売却。B ETFを株価100で1株買った投資家Bさんは配当をもらえないものの10年後に一括して売却。

まあ、エクセルにしなくても、普通に考えたらすぐに答えは出るのですが、A ETFは配当の都度に税金がかかりますので、それを再投資した場合には、やはり、最後まで配当をもらわずに最後に1度だけ税金を支払うBさんの方が、受け取る利益は大きいです。

再投資しないで、配当金を受け取っただけの方が逆に税金の二度払いがないので、こちらの方が得だったりもします。Aさんは老後の生活費の足しにこちらを選択したようです。これはこれでありですよね。

インデックス投資の一択ではないか?という問いに対しては、やはりこの10年の米国市場の株価が非常に好調であったのですが、長期で見るとリーマンショックなどのように下げ相場が4年も続くこともあります。その場合には、引き出しが必要な時に運用がマイナスなタイミングもあるかと思いますし、利益がかなり載っていると税金が有り得ない金額になったりしますよね、この辺の出口戦略を正しく組み立てておかないと後で大変なことになります。よって、ある程度期間のリスクが取れる場合は、インデックス投資で良いのですが短期ではあまりお勧めできません

一方、期間が取れない方は、都度、配当をもらう時に税金を納め、そのインカムゲインで日々の生活費を賄うような考え方の方が投資のスタイルとしては合っていると思います。配当の都度、利益を確定しているとも言えます。株価が下がってしまっても高配当ETFであれば配当金がゼロになることは無いかと思いますので、資産評価額を気にしなければ、あまりブレ幅が少なく再現性の高い投資手法になると思います。ただし、大きく勝つことはないですけど、、

実際にはもっと色々なファクターで株価も配当も変わってきますし、ETFとはいえ、それぞれのETFで組み入れ銘柄がかなり違いますので、最低限の内容は理解した上で投資する必要があります。市場がマイナスならインデックスETFももちろんマイナスですので、その辺を理解せずに今のブームに乗っかるのは危険です

Alex
Alex

私?何が正解かは10年後にしかわからないので、両方に投資して逃げ道を作っておきます、、、

投資する前に考えること、自分メモ
Hi there! Alexです。米国株投資をするためにブログを始めたものの、まだ投資していません。理由は駐在員なので税金やそもそも日本国内の証券会社で取引できないからなのですが、将来のために色々と調べておきたいと思っています。米国では、ト...
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました