Hi there! Alexです。個別銘柄投資も楽しいですが、米国株投資はETFが充実していることも素晴らしいです。私も米国株投資を始める時には、是非ともETFを含んだポートフォリオにしたいと思いっていますが、最近の市場を賑わしているロビンフッターさんたちの人気ETFって何なのでしょうか?
ロビンフッターって知っていますか?
“ロビンフッター”とは、米国のフィンテック企業であるロビンフッド・マーケッツ(以下、ロビンフッド社)が提供する、株式投資アプリ「ロビンフッド」を利用して取引する個人投資家のことを指します。同アプリはシンプルでわかりやすいデザインになっているほか、売買手数料を無料にしていることや、新型コロナウイルス感染拡大によって、巣ごもり時間が増加したこともあり、気軽に投資を始められるとして、投資初心者を中心に大きな拡がりをみせています。1人あたりの投資額は決して大きくはありませんが、ロビンフッターの数は米国全体で数百万人にも上ることから、株価を動かす要因として注目を集めています。
日興AMファンドアカデミー
Robinhoodの人気ETF(2020年6月のデータ)
色々と調べてみたのですが、残念ながらロビンフッターの最新人気ETFは見つけることができませんでした。ただ、2020年6月時点のETF人気ランキングありました。このデータの元は、Robintrackというサイトで、RobinhoodのAPIからデータ収集していたそうですが、2020年8月にAPI機能がストップしてしまったのでそれ以降のデータは取れなくなってしまいました。残念ですね。
Ticker | ファンド名 | 経費率 |
流入額年 ($M) |
保有者数 |
Manex取扱 |
指標 |
VOO | Vanguard S&P 500 ETF | 0.03% | 15,941 | 110,494 | 〇 | S&P500指数に連動 |
GLD | SPDR Gold Trust | 0.40% | 12,925 | 21,697 | 〇 | 金地金価格に連動 |
QQQ | Invesco QQQ Trust | 0.20% | 10,406 | 31,201 | 〇 | ナスダック100指数に連動、ハイテク多め |
VTI | Vanguard Total Stock Market ETF | 0.03% | 10,163 | 60,033 | 〇 | 米国全株式指数に連動 |
USO | United States Oil Fund LP | 0.79% | 6,530 | 171,789 | WTI原油先物価格に連動 | |
UCO | ProShares Ultra Bloomberg Crude Oil ETF | 0.95% | 2,844 | 143,150 | WTI原油超過リターン指数の2倍に連動 | |
TQQQ | ProShares UltraPro QQQ | 0.95% | 1,545 | 22,252 | ナスダック100指 数の3倍に連動する | |
JETS | US Global Jets ETF | 0.60% | 947 | 32,230 | 旅客航空会社、航空機メーカー等で構成のスマートベータ指数に連動 | |
SPXL | Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares | 1.01% | 607 | 21,755 | 〇 | S&P500種指数の3倍に連動 |
UGAZ | VelocityShares 3X Long Natural Gas ETN | 1.65% | 566 | 26,989 | S&P GSCI天然ガス指数の3倍に連動 | |
GUSH | Direxion Daily S&P Oil & Gas Exp. & Prod. Bull 2X Shares | 1.17% | 425 | 109,594 | S&P原油指数の2倍に連動 | |
SPYD | SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF | 0.07% | 337 | 25,828 | 〇 | S&P 500 高配当指数に連動 |
Sources: Robintrack, ETF.com; data as of June 4, 2020
特徴としては、2020年6月はコロナ影響で原油価格が歴史的な安値であったので、必ず戻るであろうということで石油関連ETF保有が圧倒的に多かった事、あとその時期にロビンフッターさんに人気であった航空業界、金のETFに加え、3倍、2倍といったレバレッジが効いたETFが大人気のようです。さすがロビンフッターさん達ですね、短期でサクッと儲けるのにかける姿勢、凄いです。
楽天証券ユーザーとの比較
同じ時期の楽天証券の米国株式人気ランキングを見てみましょう、Robinhoodのデータは当月買付株数ベースから年間買付株数の上位に並び変えたもの、楽天証券は当月買付株数ベースなので、純粋な比較にはなりませんが、ETFは、SPYD(高配当株式ETF)、VYM(高配当株式ETF)、VOO(インデックスETF)、QQQ(ナスダック100指数/ハイテク多め)、HDV(高配当株ETF)がランクインしています。昨今の日本の米国株のトレンドの1つ、高配当ETFが3つもランクインしています。日本ではロビンフッターさん達が好むETFでは扱ってないので、投資信託で同じような内容なものが買われていたのでしょうか、それとも、やはりロビンフットと違って、楽天証券さんのユーザーの世代の違いなのか、リスクの取り方なのか、なかなか興味深いです。
ちなみに、最新(2021年5月時点)の楽天証券の米国株式人気ランキングも見てみましょう。ETFは、SPYD(高配当株式ETF)、VOO(インデックスETF)、VTI(インデックスETF)、VYM(高配当株式ETF)、QQQ(ナスダック100指数/ハイテク多め)、SQXL(半導体インデックス3倍レバレッジ)、HDV(高配当株ETF)と7つのETFがランクインしていますが、SQXLのレバレッジETFもランクインしていますね。半導体逼迫のニュースを聞かない日はないので短期では買いと予想する方が多いということですね。
最新のデータは確認できなかったものの、ロビンフッターさんたちは、投資可能期間も長いであろう世代で、リスクをたくさん取れるので、高配当株のような地味で時間がかかる投資手法よりも、レバレッジが聞いてハイリスクハイリターンの短期決着がお好みなのかなという私の仮説です。
多くのロビンフッターさん達は、コロナ後にリモートワークと現金給付を得て株取引に参入しているので基本的に上昇相場を見ていますが、潮目が変わって市場が下げの場合にはどのような動きをするのでしょうか、やはり信用でもって売り建てガンガンするんですかね。そんな相場が来ないことを祈りますが。
ロビンフットの口座作ったら、もっとデータが見れるようになるのかな?作ってみるか?、、
にほんブログ村
コメント